64(ロクヨン)
著者 横山秀夫
オーディブルで聴きました。
おもしろいですね。
昭和64年の事件が関係する刑事もの。
見てないけど映画で知って、
オーディブルで見つけた。
地元の記者達が、
地元が悪く言われるのが悔しい、
って辺りがいいですね。
刑務部と刑事部であったり、
地元と東京であったり、
派閥というかコミュニティというか、
ポジションによって考え方があり、
その描き方がおもしろい。
前まで、
ミステリやサスペンスは大どんでん返しがおもしろい、
と思ってましたが、
もはやあらすじとかではないなと思い始めました。
当然あらすじはおもしろいけど、
その流れの中で各々どう考えるか。
私は小説の読み方を勘違いしていたのではないかと。
漫才やコントで伏線回収の評価が高すぎる、
って感じのことを何かで見ました。
人それぞれ評価のポイントは違って当然ですが、
オチがないとダメとか、
大どんでん返しがないからダメとか、
だけではなく、
本もあらすじだけではないと。
もはやいいわけですが、
犯人を覚えてません。