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わが友マキアヴェッリ 3


第三部 マキアヴェッリは、なにを考えたか


ヴェットーリグィッチャルディーニとの、
往復書簡が多く取り上げられています。

書記官を辞めてから、
「君主論」や「政略論」を書いたみたいですね。

考えをいろいろと交わしながら、
考察が深まっていくんでしょう。


1522年、
「オリチェラーリの園」のメンバーの一部が、
反メディチ陰謀を企てて失敗。

マキャベリの「政略論」に従ってれば、
こんなことにはならなかったらしい。

私は「政略論」読んでないんでよくわかりませんけど。


1527年、
ローマ劫掠。

スペイン王で、
神聖ローマ帝国皇帝カルロスに敗れます。

そしてペスト。

これでルネッサンスが終わったみたいです。

建物とか壊されるし文化人も死んだのかな。


フィレンツェはメディチ家を追放し、
共和制が復活します。

しかし、
マキャベリは書記官に立候補しますが、
反対多数で落選。

そして病で死んじゃうみたいですが、
病因が落選ってホントかね。


傭兵の話も途中出てきます。

傭兵は平和を望むのか?
って話。

争いがなければ失業ですからね。

ローマ劫掠も結局傭兵が絡んでるわけでしょ。


わが友マキアヴェッリ 2


わが友マキアヴェッリ


さて3巻中の2巻は、
「マキアヴェッリは、なにをしたか」。

ちなみに1巻は、
「なにを見たか」。

「なにをしたか」では、
フィレンツェの官僚、
書記官として働いていたときの話。

1498年、
サヴォナローラ処刑後ですね。

そして1512年に、
免職し追放されるまでです。


この激動の時代、
君主論にもでてきますが、
傭兵に頼るのは危険。

そして国民軍を作り上げます。

書記官ですが、
なんでもやってたみたい。

最後は、
メディチが帰って来て、
重要なポストにいたマキャベリを追放~。

というか、
反メディチの疑いをかけられ捕まり、
メディチが新法王になったので釈放。

激動ですね。


最終巻は、
「なにを考えたか」。

この経験から君主論が生まれるんですね。


神の代理人


ローマ・十六世紀初頭


主人公はレオーネ十世

この章は、
舞台のようにいくつかの幕に分かれています。

しかしいずれも舞台はローマ。

ローマに1週間いた私は、
少しは地理的な感覚があるので、
広場や建物の名前とかでイメージできますね。

サンピエトロからサンタンジェロ城、
橋をわたってナヴォーナ広場とか、
まさに私が歩いた道です。

3日目かな

レオーネ十世が亡くなって、
6年後にローマ劫掠。

その流れの最後は、
謝肉祭というローマらしい感じでしたね。


神の代理人


剣と十字架


この章は、
ジュリオ二世の物語。

16世紀初頭です。

君主論でも出てきたかもしれませんね。

そう。

外国勢力を排除するために、
外国の力を使ったってとこ。

さらに悪いことに、
同じイタリアのヴェネツィアを攻めるために、
外国勢と組んだってとこ。

これがローマ劫掠の流れか~

流れはわかったけど、
長い。