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未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか @ 六本木 森美術館


未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――
人は明日どう生きるのか

森美術館


未来の都市の考え方。

空に住むのか、
水の上に住むのか、
地下に住むのか。


未来の建築とは。

火星とかでどうやって家を建てるのか。

3Dプリンターとか、
コンピューターで制御してブロックごとに繋ぎ合わせるとか、
あの辺りはおもしろい。


未来の生活は。

食べ物はどうなるのか、
物体の素材は金属とかではなく植物由来のものになるのか。


身体はどうなるのか。

パラリンピックで義手義足などは注目されて、
生身よりも記録がでていたりしますね。


人間とはなんなのか。

心とは。


作品数も多く、
見どころ満載。

これは時間が足りないね。



徐々に美術館の入場者数が増えているのではないかという考察


NewsPicksで、
森美術館の塩田千春展が歴代2位の入場者数、
ってやってました。

コメントもしたけど、
これはすごい。

没入感がすごかったエルリッヒさんを超えてますからね。

期間はわかりませんが。


SNSは大きいですよね。

そして、
芸術祭が全国各地で行われている。

それがどんどん発信されている。

チームラボなどデジタルなものも、
昔はなかっただろう。

それがどんどん発信されている。

ネット上で、
アートに関することに触れる機会が、
増えていますよね。

そして、
行ってみようかなってなるのかな。

清津峡なんかもすごいですよね。

いまだに私は行ってませんが。

アートになって雑誌に発信されて、
個人に発信されて。


今後もアートは注目されて、
美術館や芸術祭にはたくさんの人が訪れると思います。

日本のアート市場はまだこれからでしょうし。



塩田千春展 魂がふるえる @ 六本木 森美術館


塩田千春展
魂がふるえる

森美術館


「どこへ向かって」

大海に浮かぶ小舟が、
先の見えない未来を連想。

まだエスカレーターの入り口なのに、
早くも作品がでてきます。


六本木ヒルズに来ました。

塩田千春さんは、
大地の芸術祭の下鰕池の作品「家の記憶」でおなじみですね。

今回の塩田千春展は、
25年間の活動を体験できる過去最大規模の個展ということです。

撮影できるとこと、
できないとこがありました。


「手の中に」


「不確かな旅」

赤い糸で、
これからの多くの出会いを示唆しているのではないかと。


自分が作品と一体になっている感覚。

そして自身が作品に現れなくなり、
「不在のなかの存在」を表現してくるんでしょうね。

いろんなも物に記憶が残っていて、
服にも洗っても落ちない記憶がある。

この辺りはボルタンスキーさんに似てるかな。


「静けさの中で」

隣の家が火事になった記憶から。

黒い糸は負のイメージでしょうか。

そう考えると「家の記憶」は、
そういうイメージなのかな。

そんなことはないだろう。


「時空の反射」

真ん中に鏡があります。

実際のドレスと鏡の中のドレス。

そして鏡の裏側にもドレスがあり、
実際のドレスはどれなのか。

これは不在のなかの存在も、
よくわからない感じに表してるのかな。


「内と外」

空間の境界を表しています。

どこかで見た作品だと思ったら、
金沢21世紀美術館で見た「記憶の部屋」ですね。

ベルリンの壁崩壊後の窓枠を使っているようです。


「集積-目的地を求めて」

蚤の市で見つけたスーツケース。

約430個。

いろんな旅をしてきた記憶がつながっているのか。

「不確かな旅」と同じように、
これからの旅の出会いを示唆しているのか。


ドイツではマリーナ・アブラモヴィッチさんに師事していたらしいです。

ここでも大地の芸術祭の作家さんが出てきますね。

上湯の「夢の家」もおもしろいです。


基本的には、
不在の中に存在を感じさせるってことでしょうか。

様々な物の記憶、
今後の未来。

そして、
自然との一体化。



レアンドロ・エルリッヒ展 @ 六本木 森美術館


レアンドロ・エルリッヒ展
見ることのリアル

森美術館


六本木に行ってきました。

撮影可、フラッシュ不可。

たくさんあったので、
いくつか紹介。


反射する港
(2014)

水に浮かんでる感じを表している作品。

当たり前のことを疑えということ。



(2016)

何枚ものガラスで立体的に見せています。

雲に国の名前が付いています。

人間は変わっていく地形に勝手に国境を作って国にしているとか、
っていうのを表しているみたい。

星座もそうだし、
多分心霊写真もそうかもね。

勝手な解釈。


教室
(2017)

新作。

実像と虚像の混在ですね。

ガラスの向こうに亡霊のように映り込んでます。

過去の記憶や少子化・過疎化問題と向き合う。


失われた庭
(2009)

三省ハウスにあった作品かな。

説明見忘れた。

庭を覗いている自分が、
何人か見えるんですけど、
どうなってるんでしょうか。


試着室
(2008)

これも説明見てないけど、
迷路的な感じ。


黄金の額
(2007)

向かい側にも同じものがあって、
合わせ鏡のようになってます。


美容院
(2008/2017)

壁の向こうにも同じ部屋があって、
双子がいると面白いでしょうね。


建物
(2004/2017)

建物の壁にぶら下がってみる。

これは面白い。

建物は垂直に建っているはず、
ってことを利用した作品。


階段
(2005)

模型ですが、
こういうのもいいですね。


タワー
(2008)

写真ですが、
これも面白い。

1階から覗くと、
上にいる人が見えるっていう、
リアルにあったらよかったのに。


時間がなくて、
急いで回りましたが、
やはり時間をかけて見るべき。

いや、
見るというより、
楽しむという感じ。

体験型が多いですね。

作品の多くは、
既成概念にとらわれず、
当たり前を疑うというか、
何て言うんでしょうか。

空間の上下とか、
鏡であるとか、
面白いですね。

大地の芸術祭も楽しみです。