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「しち十二候」の齋藤さんとのお話 2013秋


寿々木さんで少人数で会合。

ここで「分とく山」野崎さんと同じく、
誰と食べるかが重要だと言ってました。

食がうまいかどうかがよくわからない私としては、
実は重要視してるのが雰囲気です。

誰と食べるかで場所も変わってくるし、
一人で食べる時はまあラーメン屋ですかね。


齋藤さんは過去何回か、
肉の味について話してました。

柔らかいとうまいのか、
ってこと。

食感だけでいいのかってことかな。

これは肉だけではなくて、
すべての食べ物について言ってましたね。

「柔らかくておいしい」

これはどうなんよと。

そりゃ脂注入の肉が出るよねってこと。


スイスのチーズフォンデュ。

基本はパンだけ。

余ったチーズや硬いパンを使ってたわけだけど、
日本風にアレンジが加えられ多様化してますね。

スイスに行ったら基本が出されるらしい。

外国人は地元に誇りを持ち、
食べ物もこれがうちの食べ方だ!ってことかな。

これが松之山ではあんぼに重なりますね。

硬いあんぼを出すのか、
現代風に柔らかいあんぼを出すのか。


今回のポイントは、
食育が重要であるってこと。

これは齋藤さんや野崎さんが日本中を見て回って、
いろいろ講演しているんでしょうけど。

世直しに近いですね。

ちゃんとしたものを食べましょうってこと。

安いのは安いなりのものだし、
売ってる人も食べたくないようなものは、
それ売っちゃダメでしょってこと。


「分とく山」のホームページがないと聞いて、密漁海岸を思い出した。


会う前にどんな店なのか調べようとググったわけです。

「分とく山」。

でもサイトがないわけ。

ぐるなびだか食べログとか、
ブログくらい。

グーグルマップからすると、
外苑西通り沿いのモダンな建物。


聞いてみたんですね。


私 「ホームページってないんですね。」

野崎さん 「ホームページはありません。
来たい人はホームページがなくても来ます。」


これは。

「岸辺露伴は動かない ~エビソード6 密漁海岸~」ですね。

わかります。

フィルターにかけてるわけですね。

私は、
いくらくらいするのかなとか思ったわけです。

しかし、
そういう人はこの店には来れません。

というか行きずらい。

1人5万円なのか10万円なのかわからないわけで、
ちょっと行きずらいでしょ。

そういう人は来なくてもいいわけ。

サイトに、
5万円って書いてあったら行く人は結構いるかもしれないけど、
そんなに来られても捌けないしサービスが落ちる。

あ、
いくらか知りませんよ。

書き方に語弊がありますが、
来なくてもいいとか言ってません。

というか、
野崎さんは「ホームページはなくても来たい人は来る」
としか言ってません。


密漁したい人は、
それについて調べますからね。

監視カメラはどこでとか。

「分とく山」に行きたい人も調べるわけで、
人に聞いたり、
実際店まで行って情報を得ようとするかもしれません。


しかしそれでやっていけるのはすごいですね。

料理はもちろん、
人柄や考え方や取り組みが評価されてるんでしょう。


「分とく山」の野崎さんのお話 @ 地炉


「分とく山」の野崎さんにお会いする機会がありました。

松代でイベントがあり、
松之山温泉に泊るようでした。


みんなで食べながら飲みながら、
お話を聞いてました。

昼の話も聞きたかったですね。


松之山は食の先進地であると言っていたと思います。

多分。

これは「しち十二候」の齋藤さんと関わる中で、
いろいろな取り組みをしていることを聞いたのでしょう。

真空低温調理に、
温泉熱を利用しているなど。


お金を出せばおいしいものが食べられる、
というのは大間違い。

誰と食べるのかであったり、
山を登って汗をかく、
ってこともそうでしょうし、
ここに来ないとできないこと、
ここに来ないと食べられないもの、
ってことも重要なんでしょう。

やはり水も重要でしょうね。

お米を買って帰るのではなく、
その土地の水で炊いて、
その土地の空気を吸いながら食べるってこと。


そうも言いながら、
誰も食べたことのない料理を作ることも言ってましたね。

即興で、
その場にたくさんあったネギの先の緑色の部分に、
ご飯を詰めて囲炉裏で焼き始めました。

こういうことをどうすれば思いつくのか、
訊くのを忘れてましたね。