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メタバースとウェルビーイングについての考察 2022年末


CHANGE to HOPE 2022
というイベントが行われて、
動画が限定公開されていました。

全部は見てないですが、
いくつか見た中でおもしろかったのが、
メタバースとウェルビーイング。

石川善樹さんの話ですね。

ウェルビーイングは、
幸せとか健康とか満たされていることみたいです。


「いろいろな居場所があった方がいい」

その中の一つがメタバースであることはいいこと。

なんならいくつかのメタバースに居場所を作った方がいいかも。


「いろいろな人格があった方がいい」

これはもう分人ですね。

ツイッターの別垢もそうで、
そのコミュニティごとに分人がいる状態。


「居心地が良すぎる場所はダメ」

いろいろな居場所があった方がいいので、
一つの場所にとどまってしまうのはどうなのかと。

多様性も損なわれるのかな。

分人もできない。


「絶望した人が希望を感じる」

メタバースに希望を求める人は、
絶望しているのではないか。

リア充なビジネスマンはメタバースからいなくなり、
一縷の望みでベンチャーががんばるのか。

あと廃人ゲーマー。


IBMの入社式の話はちょっと聞いたことがあります。

家族が参加する話はおもしろいですね。


あとは医療分野ですよね。

動けない人が、
メタバース上では走ったりできるわけで。

認知症にもいいとか。


別荘を持ってる人とか、
多拠点生活の人とか、
幸せを感じやすいんでしょうね。

その延長線上で、
メタバースってなかなかおもしろいかなと。



私とは何か 「個人」から「分人」へ


私とは何か
「個人」から「分人」へ

著者 平野啓一郎


落合陽一さんが「ああ、あの本いいよね」
って言ってたのがこの本。

これは読んだ方がいい。

もう何冊言ったかわからんけど、
早く読むべきだった本。

「こころ」「ナウシカ」
に次ぐって何回か言ったかもしれんけど。


個人をさらに分けたのが、
分人。

人それぞれ、
人それぞれに対して出す顔がちがうわけですね。

それは当然で、
人によってコミュニケーションを変えなきゃいけないから。

初対面のときと、
何回も会った後も違うわけですね。

スーツを着て名刺を出すときもあれば、
アロハシャツ来て踊ってるときもあると。

どれが本当の自分なんだ。

全部自分です。


八方美人とは何か。

誰に対しても同じ、
調子のいい態度で接して分人化しない人、
って書いてありました。

そして、
ロボットは分人化できない。

この辺りはおもしろいね。


自分探しとは何か。

分人探しかな。

自分とは自分の中にあるんだ~
って違うわけ。

違う環境や人と向き合う。

これが新しい分人を作っていくことになると。

分人の数が個性である。