メタケイ酸やメタホウ酸の含有量は他にも多い温泉地があるのに、どうして松之山温泉がいいと思うんですか?


前まで日本一と言われていた松之山温泉のホウ酸含有量、
ちょっと調べたら多いところは結構あるみたい。

メタケイ酸にしてもそうなんです。

それはおそらく新しい温泉ではないでしょうか。

日帰り温泉であったり、
一軒宿であったり、
泉温が低かったり。

泉質のみ求めるならそれでいいかもしれません。

松之山温泉は泉質が売りであることはもちろんですが、
歴史や温泉街があるところが違うと思います。


一羽の鷹が傷を癒していたと言われる「鷹の湯」。

新しく掘削したところもありますが、
一号井と言われるところはもともと湧いていたわけです。

そして徐々に宿や飲食店やお土産屋さんが出来て、
温泉街が形成されていったのでしょう。

パッと掘って、
いい温泉がでました~、
というのとはちょっと違う気がします。


温泉街があり、
お風呂や食事に来たり、
観光に来る方もいます。

一方で、
ここで暮らす人がいます。

この温泉街で、
この里山で暮らす人々。

外湯に入って地元の人の話に耳を傾けるのも、
おもしろいかもしれませんね。

そう、
この外湯があるのも温泉街の特徴です。


温泉を一番に売りますが、
温泉街は重要だと思います。

やはり温泉街を歩きたいですよね。

下駄をならして。