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どんな本を読んでいるのか。どうせ歴史物だろうが。

読書 2023


昨年同様1年間で何を読んだか。

何冊読んだか。

といっても、
オーディオブックですが。


ウェルテルタウンでやすらかに 西尾維新
氷点 三浦綾子
独ソ戦絶滅戦争の惨禍 大木毅
変な家 雨穴
屍人荘の殺人 今村昌弘
潜入捜査 今野敏
すべてがFになる 森博嗣
紅蓮館の殺人 阿津川辰海
アクロイド殺し アガサクリスティー
心眼 相葉英雄
此の世の果ての殺人 荒木あかね
Iの悲劇 米澤穂信
方舟 夕木春央
カササギ殺人事件 アンソニーホロヴィッツ
三体0 劉慈欣
変な絵 雨穴
ドイツ誕生神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世 菊池良生
汝、星のごとく 凪良ゆう
犯人に告ぐ 雫下脩介
2001年宇宙の旅 アーサーCクラーク
罪と罰 ドストエフスキー
新編忠臣蔵 吉川英治
トータルリコール(ディック短編傑作選) フィリップKディック
パーマーエルドリッチの三つの聖痕 フィリップKディック
この素晴らしい世界に祝福を!1~4 暁なつめ
ホモデウス ユヴァルノアハラリ
火星のタイムスリップ フィリップKディック
アジャストメント(ディック短編傑作選) フィリップKディック
小さな黒い箱(ディック短編傑作選) フィリップKディック
ユービック フィリップKディック
高い城の男 フィリップKディック
変種第二号(ディック短編傑作選) フィリップKディック
人間以前(ディック短編傑作選) フィリップKディック
変数人間(ディック短編傑作選) フィリップKディック
贖罪 湊かなえ
ハヤブサ消防団 池井戸潤
プロジェクトヘイルメアリー アンディーウィアー
嘘と正典 小川哲
カラスの親指 道尾秀介
カエルの小指 道尾秀介
いけない 道尾秀介
鎮魂 染井為人
スターにはなれませんでしたが 佐藤満春
ゲームの王国 小川哲


小説っぽいので44冊。

その他にはビジネス書が何冊か。

フィリップ・K・ディックが聴き放題に戻ってきたので、
早めに聴きました。

ポッドキャストは、
3600、シティボーイズ、リージョンラジオ、
グリーンビジネス、PIVOT。

あたらしい経済までたどり着かない。

ゆかいな知性はいろいろ始まってから聞いてない。

銀英伝とかルパンとか聞きたいけどね。


オーディブル以外では、
オールナイトニッポン(マヂラブ、霜降り、三四郎、オードリー)、
アプリで東京ポッド許可局の論。

リアル本を読む時間を作りたいね。

積んであるからどうしようか。

さらに開けてないのがあるので、
これを開けないといけないなと。

なぜなら同じ本を買う可能性があるから(笑)


読書 2022


前から書こう書こうと思っていて、
書いてませんでした。

秋に読書の秋ということで書こうとか、
年末に今年読んだ本とかで書こうとか。

ということで、
2022年にソロモンの偽証、三体、
64(ロクヨン)をオーディブルで聴いてから、
何を聴いていたのか。


模倣犯 宮部みゆき
同志少女よ、敵を撃て 逢坂冬馬
震度0 横山秀夫
動機 横山秀夫
グラスホッパー 伊坂幸太郎
マリアビートル 伊坂幸太郎
AXアックス 伊坂幸太郎
陰の季節 横山秀夫
高校入試 湊かなえ
流浪の月 凪良ゆう
六人の嘘つきな大学生 浅倉秋成
ペッパーズ・ゴースト 伊坂幸太郎
犯罪者 太田愛
幻夏 太田愛
虚構推理 城平京
ハリーポッターと賢者の石 JKローリング
モモ ミヒャエル・エンデ
はてしない物語 ミヒャエル・エンデ
氷菓 米澤穂信
カジノ・ロワイヤル イアン・フレミング
ラストライン 堂場瞬一
赤と青とエスキース 青山美智子
俺ではない炎上 浅倉秋成
スモールワールズ 一穂ミチ
硝子のハンマー 貴志祐介
三体X 宝樹
誰かがこの町で 佐野広実
あの日、君は何をした まさきとしか
彼女が最後に見たものは まさきとしか
海辺のカフカ 村上春樹
ストーンサークルの殺人 MWクレイヴン
ねじまき鳥クロニクル 村上春樹
アイネクライネナハトムジーク 伊坂幸太郎
爆弾 呉勝浩
華氏451度 レイ・ブラッドベリ
正体 染井為人
火星年代記 レイ・ブラッドベリ
小隊 砂川文次
ブラックサマーの殺人 MWクレイヴン
#真相をお話しします 結城真一郎
われら闇より天を見る クリス・ウィタカー
オリエント急行の殺人 アガサ・クリスティー
そして誰もいなくなった アガサ・クリスティー


これは全部オーディオブックです。

リアル本は買っても読んでない。

なんならモモは買ったけど読んでなくて、
オーディブルで聴きました。

ここに書いたのは小説ですね。

ミステリやSFが多いかな。

これ以外も、
ビジネス書関係、地方創生、環境、
エネルギーとかを聴いてます。

あとはポッドキャスト。

佐藤と若林の3600や、
NewsPicks関連、あたらしい経済とか。


リアル本はなかなか読む時間がないです。

春から43冊、
週1冊くらいかな。

それにしても結構聴きましたね。


64(ロクヨン)をaudibleで聴いて考えを改めさせられた読書についての考察


64(ロクヨン)

著者 横山秀夫


オーディブルで聴きました。

おもしろいですね。

昭和64年の事件が関係する刑事もの。

見てないけど映画で知って、
オーディブルで見つけた。


地元の記者達が、
地元が悪く言われるのが悔しい、
って辺りがいいですね。

刑務部と刑事部であったり、
地元と東京であったり、
派閥というかコミュニティというか、
ポジションによって考え方があり、
その描き方がおもしろい。


前まで、
ミステリやサスペンスは大どんでん返しがおもしろい、
と思ってましたが、
もはやあらすじとかではないなと思い始めました。

当然あらすじはおもしろいけど、
その流れの中で各々どう考えるか。

私は小説の読み方を勘違いしていたのではないかと。


漫才やコントで伏線回収の評価が高すぎる、
って感じのことを何かで見ました。

人それぞれ評価のポイントは違って当然ですが、
オチがないとダメとか、
大どんでん返しがないからダメとか、
だけではなく、
本もあらすじだけではないと。


もはやいいわけですが、
犯人を覚えてません。




宮部みゆき「ソロモンの偽証」を見比べてみた


まずオーディブルで聴きまして。

いや、
その前にWOWOWのドラマの第1話を見まして。

見てる時間がないなと思っていたら、
オーディブルにあるじゃんと思いまして。

で、
オーディブルで原作全6冊聴いてから、
WOWOWドラマ全8話見て、
映画版前後編を見ました。


オーディブルで最初聴いてたら、
ドラマの第1話と全然違うじゃんってなりましたね。

第一発見者が違うってすごくないですか。

だいたい原作が長くて、
映画2時間じゃ無理だろってよくある話。

ダヴィンチコードとか。

なので、
途中飛ばすしかない。

原作は音読約78時間分、
ドラマは約7時間、
映画は約4.5時間。

原作の、
どの部分を見てもらいたいのか、
主張したいのか。

これが監督によって違うわけですね。


ドラマは、
モリリン事件が丸々ないのがすごいね。

そして全然調べてないのに、
すぐに裁判が始まる。

そこで気づいたんですが、
高校生じゃんとか、
夏じゃなくて春のうちにやるのかとか、
設定がそもそも違うんですね。

確かに、
中学生メインのドラマって難しいんでしょうね。

無名の俳優でほとんどやらないといけないし。

なので、
原作の学生を減らして、
主役級と大人に時間を使う感じですね。

まあ、柏木兄と一緒にみんなでいたとことか、
制服じゃなかったら同級生みたいになってたけど。


映画は、
モリリン事件が出てきてて、
間に合うのかって思ってたら、
あれもこれも入れてきてて、
ドラマ見てから映画見るとすごいですよ。

時間が短いのに、
ほぼ原作の設定でいくとは。

ただ、
ドラマで出てきた柏木兄が省かれてた。

理科準備室の場面や、
暴行事件の被害者の証言もなかったかな。

ドラマはこの辺りをちょっと変えてやってた。


ただ、
やはり大きいのは、
ドラマも映画も野田が空気になっていた。

主役級の生徒。

両方ともここをバッサリ切ってるんですね。

野田事件もないし、
最後の反対尋問も当然やらない。

まあしょうがないね。

藤野、神原を中心にしてるので。

あと、
柏木と神原の関係性があんまり出てこなかった。

原作もあんまり出てこなかったか。

ドラマは、
回想シーンで笑い合ってたとこがでてたけど。

ここ重要でしょ。

そもそも、
両方とも柏木の人間性があまり描かれてないかな。

演劇部の話とか。

映画は兄も美術の先生も出てこない。

その分、
藤野が証言するのか。


原作では個性的な学生がいっぱいいるけど、
ほぼカット。

そんな中、
映画の松子役が良かった。

塚地さんとの食事シーンは笑える。

あれがあるからこそ悲しいんですよ。

ドラマの松子と似てると思ったけど、
なんと同一人物。

はまり役だわ。

この松子が使いたいから、
ドラマでは設定を高校生にしたのか。


まあとにかく、
登場人物を減らして、
その役を誰かがやる感じですね。

モリリンが藤野を叩いたときは驚いたね。

お前が叩くんかい。



卓球をやめることにした女の子の話を読んでみた


ツイッターを見ていたら、
漫画が流れてきました。

たまに流れてきて、
絵をみて見るかどうか決めてます。

今回のは、
見たことあるような絵だなと。

見ようかなと思って、
描いてる人のプロフィールを見たら、
ヤンジャンで「アルマ」を描いてた人らしい。

マジか。

確かに絵がそうだ。

アルマはおもしろかったですね。

ということで一気読み。


卓球をやめることにした女の子の話。

いろんな人がいて、
人それぞれの人生がある。

このオリンピックの期間っぽい。

オリンピックで金メダル獲る人がいれば、
実力があっても違う道に進む人がいる。

そういうライバルがやめていく中で、
ライバル視していた人はどう思うのか。


アルマ思い出したら読みたくなった。


硝子の塔の殺人


硝子の塔の殺人

著者 知念実希人


オーディブルで聴きました。

なんかおススメで出てきた気がします。

最近のミステリー小説ってあんまり読んでないし、
コナンも見てないし、
金田一少年くらいから読んでないかな。

王様のトリックを前に読んだか。

何年前だろ。

この硝子の塔の殺人は、
最近のミステリにも触れていて、
読者が犯人とか、
メタ視点とか、
最近はよくわからない感じになってますね。

しかし、
これはすごい。

ということでネタバレ。


だいたい犯人じゃなさそうなのが、
犯人ってあると思います。

なので、
メンバー的にメイドかな。

とか。

途中でメイドが部屋に引きこもりに行くのを、
刑事が追いかけて、
5分くらいで刑事が戻ってくるとこで、
これでメイドが死んでたら、
刑事が怪しいかな。

とか。

階段から押されたとこで、
名探偵かな。

とか。

火は日光だろうな。

とか。

自動で窓が開くのはトリックに使えるな。

とか。

適当に考えながら聴いてました。


しかし、
これ読んでて全体像がわかる人いるのかな。

すごいね。

これが最新のミステリーか。

他のミステリーも読みたくなった。


ルックバックを読んでみた


何で知ったのか。

Twitterかnoteですかね。

検索して読んでみました。

ルックバック。

チェンソーマンの作者が描いた、
読切漫画。

ジャンププラスで無料配信ということで、
初日で250万という閲覧数らしいですね。

チェンソーマンは人気なので知ってますが、
読んでないです。


おもしろいですね。

143ページということで、
長編読切ですが一気読み。

さっと見たので、
細かいとこはわかりませんが、
不思議な感じの作品。

京アニ的なのが批判されているのをネットで見たけど、
気にならなかったかな。

こういう作品は考察とかがおもしろいですよね。


とりあえず無料で見れて話題になり、
チェンソーマンとかを読んでいない人に、
読んでもらえるかも。

私も機会があれば読んでみたい。

鬼滅の刃もそうだけど、
漫画を読まない層まで届くくらい話題になって、
世界的にも広がってほしいですね。

多様性というか、
漫画を知らない人とかにも。


前にヤンジャンの話をしたけど、
ネットと紙の使い方というか、
使い分けみたいなのがいろいろあるよね。

この辺も考えていくのがおもしろい。


宮部みゆき「理由」


理由

著者 宮部みゆき


オーディブルで聴きました。

火車同様のどんでん返しがない感じ。

何組かの家族の物語ですね。

家族がいっぱい出てきて、
時間軸がバラバラに出てきて、
組み合わせて徐々に真相が明らかになっていく。

これが宮部みゆきか。


普通のスピードだと20時間くらいかかるので、
途切れ途切れ聴いてるわけです。

そうすると、
誰が誰だか、
事件の前なのか後なのかとか、
わかりずらい。

でもおもしろい。


宮部みゆき「火車」


火車

著者 宮部みゆき


ネタばれ含みますので注意。

1992年の作品ですね。

オーディブルで聴きました。


まず言いたいのは、
「そこで終わりかい」。

気付いたら残り1分くらい。

にもかかわらず、
どうやって終わるんだと。

やはり、
なりすましてたのは逆だったのか。

そして読者に考えさせる感じか。

って思ってたけど、
そのまま終わったじゃん。


私がなぜ逆だと思ったのかですが、
途中wikiでいつの作品かなとググったんですね。

そしたら、
ネタばれというか、
「最後の1行に犯人が出てくる小説を書こうとした。」
って書いてありました。

まあありがちなどんでん返しかなと。

意外な犯人ね。

って思ってしまっていたと。

そして途中に整形の話があったり。

八重歯がどうとか。

そして幼馴染が、
「声かけさせてくれ」
っていうわけですよ。

これは声をかけて声が幼馴染じゃん、
というか両者ビックリの展開になるなと。

にもかかわらず、
残り1分。

これは逆でした、
ってなってからの謎解きは無理だろ。

って思ってたら、
「そこで終わりかい」。


名作ですね。

ラストのシーンも、
ようやくたどり着いた充実感がいい。

そしてたどり着くまでの流れもいい。

情報を集めて仮説、集めて仮説。

ドラマも見たいですね。


読んでいない本について堂々と語る方法


読んでいない本
について
堂々と語る方法

著者 ピエール・バイヤール


これはおもしろい。

そもそも本を読んだ、
ってどういう状態なのか。

流し読みはどうなのか。

全部読んだつもりだけど、
ほぼ覚えていないとか。

人に聞いたのでだいたいわかるとか。

曖昧なんですね。


何回も書くけど、
作者と読者は違う感覚で、
違う受け取り方をするわけ。

そして、
読者同士も当然受け取り方が違う。

なので、
何を言おうが間違ってない。

自分が思ったことだから。


オチにもあるけど、
子供の頃からこういう授業があった方がいいでしょうね。

前にも書いたかもしれんけど、
本の読み聴かせがいいのか。


未読座談会の話をしたかどうか忘れましたが、
あれに近いね。

この本は2007年、
日本では2008年の本ですけど。

家族で未読座談会をやることをおススメします。


教養の話が最後の方に出てくるけど、
教養と創造性って相反するのかな。

やはり知らない方がいいってことですかね。

多角的な視点に立つと、
物事が立体的に見えてくると思います。

すると、
具体的に見えすぎて、
創造する余地がなくなるってことかな。

ある程度縛りがあった方がいいって話もあるけど。

RPGみたいに。