月別アーカイブ: 2020年5月

【WEEKLY OCHIAI】”インターネットの息苦しさ„を考える


”インターネットの息苦しさ„を考える

宇野常寛
津田大介
明石ガクト
山口真一
佐藤大和
関屋裕希
宮田裕章


SNSの話題を、
まとめサイトなどが広げ、
マスメディアが取り上げる。

MC「この人どう思います?」
雛壇「よくないね」

いじめと一緒で、
誰かが叩いていると、
自分も叩いていいと思ってしまう。

正義だと思ってしまう。

ワイドショーはショーで、
視聴率が重要。

視聴者に寄り添う。

正義の名のもとに叩きたい視聴者のために、
話題を提供しているわけですね。


こういうメディアを規制できるのか。

多額の制裁金。

これに耐えられるのは、
GAFAとかくらいで、
メディアが育たなくなる。

それでも、
制裁金の額は上げた方がいい、
って落合さんの結論。

PV至上主義にならなくていいのではと。

評価軸は人それぞれ。


津田さんの
「炎上も慣れればサウナ」
「炎上再生産数」
がおもしろかった。

落合さんの、
視点もすごいですよね。

会話が権力者寄り。

最後に、
「新しい話にならなかった」
って言って、
し~んって静まり返った。

落合さんが言った、
「実在しないアカウント(ボット)を機械的に炎上させる」
ってのが聞いたことないかな。

実際の人をいじめてる感覚になり、
ストレス解消ってことで、
踊らされてる感じがおもしろい。

フェイクニュースが炎上。

これはできそうですよね。

しかし、
攻撃慣れするのか。

これは結局教育で、
小学校のときからリテラシーを上げるしかないか。


【WEEKLY OCHIAI】パラダイムシフトの「新世界史」


WEEKLY OCHIAI
パラダイムシフトの「新世界史」

出口治明
五箇公一
青木裕司
細谷雄一
本郷和人


ペストみたいに人口が減っているわけではないので、
パラダイムシフトってほど変わらない、
って意見が多いかな。

スペイン風邪もそれほど変わらなかった。


安宅さんがよく言っている、
風の谷って、
開疎化ってことですよね。

今回出てきたナウシカの話は、
腐海が浄化させるってとこ。

この辺りはおもしろいね。

五箇さんが、
「Withコロナではなく撲滅すべし」
って感じの話の後に、
細谷さんの、
「ガンジス川が綺麗になった」
って話になりました。

そして五箇さんの、
「ウイルスにはいるべきところに戻ってもらう」
って話に。

人間は痛い目みないとわからない。

外圧だとしても。

今後ガンジス川がどうなるのか楽しみですね。


環境破壊でパンドラの箱をどんどん開けていく人類。

利己的な遺伝子を発動して、
利他的に動けるかどうかですね。


読んでいない本について堂々と語る方法


読んでいない本
について
堂々と語る方法

著者 ピエール・バイヤール


これはおもしろい。

そもそも本を読んだ、
ってどういう状態なのか。

流し読みはどうなのか。

全部読んだつもりだけど、
ほぼ覚えていないとか。

人に聞いたのでだいたいわかるとか。

曖昧なんですね。


何回も書くけど、
作者と読者は違う感覚で、
違う受け取り方をするわけ。

そして、
読者同士も当然受け取り方が違う。

なので、
何を言おうが間違ってない。

自分が思ったことだから。


オチにもあるけど、
子供の頃からこういう授業があった方がいいでしょうね。

前にも書いたかもしれんけど、
本の読み聴かせがいいのか。


未読座談会の話をしたかどうか忘れましたが、
あれに近いね。

この本は2007年、
日本では2008年の本ですけど。

家族で未読座談会をやることをおススメします。


教養の話が最後の方に出てくるけど、
教養と創造性って相反するのかな。

やはり知らない方がいいってことですかね。

多角的な視点に立つと、
物事が立体的に見えてくると思います。

すると、
具体的に見えすぎて、
創造する余地がなくなるってことかな。

ある程度縛りがあった方がいいって話もあるけど。

RPGみたいに。